こんな悩みに答えます。
NFTアートに数千万円~億の値段がついたことで一時期大きな話題となったNFT。
主にイラストやドット絵などのNFTアートに値段がついていますが、同様にNFTで写真って販売できるの?と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか?
この記事を読むことであなたの次の行動を明確にすることができますよ。
NFT市場で写真の販売は可能
結論から言いますと、NFT市場で写真を販売することは可能です。
従来では家や車などの有形物に価値が付き、写真やイラストなどのデジタルコンテンツに関しては価値が付きづらいことが常識でした。価値がつかない理由はコピーや複製が容易だからです。
しかし近年ブロックチェーンと呼ばれる最新の技術によって写真やイラストなどのデジタルコンテンツの複製が困難になり、デジタル作品にも価値が生まれる時代となりました。
NFT市場で写真を販売しているフォトグラファーを紹介
次にNFT市場で写真を販売しているフォトグラファーを紹介します。
取引額が世界でトップクラス:RKさん
RKさんは日本人のフォトグラファーで、グラフィックデザイナーやDJもこなすマルチなクリエイターです。
インスタグラムでも写真を掲載しておりますが、フォロワーは70万人を突破しており、フォトグラファーとして非常に高い注目を集めています。
写真を見れば分かる通り独創的な世界観で、引き込まれる写真が多いですよね。日本らしさを感じられる写真も数多く、多くの有名人・ブランドとコラボしています。
公務員で写真家の:鎌田光彦
鎌田光彦さんは、札幌市職員「公務員写真家」として活動するされています。
北海道をテーマとした風景写真をNFTマーケットプレイス「OpenSea」で2022年4月よりオークション形式で販売を始め、北海道の130市町村を巡り撮影された写真は、北海道の魅力の再発見とPRに貢献されています。
2012年、2014年とコンテスト「Natures Best Photography」を二度受賞し海外での展示もされるなど、国内外から高い評価を得ています。
世界的航空写真家:まいけるひとしさん
まいけるひとしさんは、5000フィート上空のヘリコプターから真俯瞰の航空写真という独自の撮影をされている方です。
2022年4月よりNFT限定の作品販売を始められ、国内外で数々の賞を受賞し、著書/作品集も出版するなど精力的な活動を続けており、その撮影スタイルは他の多くの写真家に影響を与えています。
NFTマーケットプレイス「OpenSea」では、各1点ずつの限定販売となっており、既に売却済の作品もあります。
NFT写真の売り方・販売方法を6つの手順で解説
次に写真をNFTで販売する6つの手順について解説していきます。
販売する手順
NFTにする写真作品を作る【作り方も解説】
まずはNFT化する写真作品を作りましょう。
結論、NFT写真は「作品を作る→NFT化する」という手順で進むので、作品の作り方は通常の写真作品を作るのと同じです。
注意点として、NFT市場で写真を販売する時の注意点ですが、イラストやドット絵などではなく写真ですので、建物や人物・キャラクターなどの写真は許可を取る必要があります。
注意ポイント
著作権法46条の「専ら美術の著作物の複製物の販売を目的として複製し、又はその複製物を販売する場合」という項目に引っ掛かりますので、作品を作る時は注意しましょう。
ただフォトグラファーの方はこのような著作権法に関しては詳しいと思いますので、一般的なフォトグラファーの世界と同じ感覚で作成いただければ問題ありません。
イーサリアム(ETH)取引所のアカウントを作成
まずはイーサリアム(EHT)取引所のアカウントを作成していきましょう。
国内の取引所であればコインチェックがおすすめです。国内で最もシェアが高く、安全にNFT売買を行うことができます。
Coincheck(コインチェック)の公式サイトに飛び「会員登録」をクリック。
次にメールを受信できるアドレスとパスワードを設定します。
入力すると専用のURLが送られてきますので、URLに遷移すると下記の登録ページに移行します。
すると本人確認を登録するために行う必要がありますので「本人確認書類を提出する」をクリックしましょう。
そうすると電話番号認証のページに遷移するので、自身の電話番号を入力し、送られてきた番号をクリック。
認証コードが受理されれば電話番号登録は完了です。
次に再度「本人確認書類を提出する」をクリックします。
すると本人確認書類の提出を求められます。ただ郵送の必要はなく、アプリを使って申請するだけですので非常に簡単です。
上記の画像のように「アプリのQRコードを表示」を選択すればQRが表示されますので、アプリで順次進めていけば登録は終了です。
なお、本人確認書類は下記の書類が該当しますので、必要なものを準備しておいて下さいね。
本人確認書類に該当するもの
- 運転免許証
- パスポート・在留カード
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- 個人番号カード
また詳しい口座の開設方法が知りたい方はこちらの記事で解説しています。
ウォレットを作成
取引所のアカウントを作ったので、次に暗号資産の資金を管理するウォレットを作成する必要があります。
最も人気のウォレットとしてはメタマスクが挙げられます。GoogleのChromeから拡張機能を入れるだけですので非常に簡単です。
やり方としては、NFTプラットフォームであるOpenSeaを開いて「作成」をクリック。
すると「イーサリアムのウォレットが必要です」と出てきますので、メタマスクを選択してダウンロードしましょう。
メタマスクでなくても問題はありませんが、メタマスクが最も人気且つ簡単ですので、特に理由がない場合はメタマスクで問題ありません。
メタマスクの使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
コインチェックからウォレットに入金
次に実際に仮想通貨の取引所からウォレットに入金していきます。
入金する理由としては、実際にNFTにして出品する時に一部手数料がかかってしまうからです。
ウォレットに入金する手順
- イーサリアム(ETH)を持っていない方は購入
- 「暗号資産の送金」から送金リストを設定
- 指定の額を送金する
まずはイーサリアムを持っていない方はETH通貨を購入する必要があります。
イーサリアムを購入する理由
なぜイーサリアムを購入する必要があるのか、OpenSeaなどのNFT市場はイーサリアムを使って取引するためです。
まずコインチェックのホーム画面を開き「販売所(購入)」をクリック。
クリックすると販売所のページに遷移するので、指定の暗号資産を選択して購入することができます。
ここでは代表的なイーサリアム(ETH)を選択して購入していきます。選択したら下部にある「購入する」をクリックしましょう。
これで暗号資産の購入は完了です。次に実際に購入した通過をウォレットに送金していきます。
コインチェックのホーム画面の「暗号資産の送金」をクリックしましょう。
クリックすると実際に送金する画面に移動します。送金リストに宛先を追加し「送金する」ボタンを押せば完了です。
送金リストの追加については下記の画像を参考にして下さい。新規ラベルには自身が分かりやすいような名前を、新規宛先には先ほど登録したメタマスクのアカウント名をコピペします。
拡張機能のメタマスクを開き、画面上部のアカウント名の部分を貼り付ければ送金先リストの作成は完了です。
これで「送金する」をクリックすれば送金は完了になります。
イーサリアムの購入方法とウォレットへの送金方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
NFTプラットフォームにログイン
メタマスク(ウォレット)へ入金が完了したら、実際にNFTを出品するためにプラットフォームへログインする必要があります。
ここでは代表的なプラットフォームであるOpenSeaにログインしましょう。公式ページにログインし「設定(My Account Setting)」をクリック。
次にプロファイルを設定します。Bioという項目は無視して、名前とメールアドレスを入力すればOKです。
アドレスを入力すると指定のアドレスにメールが届くので、実際にメールから「VERIFY MY EMAIL」をクリックして開くと、承認されて使えるようになります。
実際にNFTとして写真を出品
次に作ったNFT作品を実際に出品していきます。代表的なNFTプラットフォームであるOpenSeaを使って解説していきますね。
まずはOpenSeaの公式ページを開いて「作成(Create)」をクリックします。
そうすると「Create new item(新しいアイテムを作成する)」というページに飛ぶので、自身の写真をドラッグしてアップロードします。
そして名前付けや、必要事項を順次記入していきましょう。
詳細な情報を入力して進んでいくと、下記の画面に進んでいきますので右上の「売る」と書いているボタンを押しましょう。
そうすると価格を固定にするのか、オークション形式にするのかを選択することができますので、自由に設定していきましょう。
全て入力が完了し「Post Your Listing」のボタンを押せば全て完了です。
NFTの写真が売れない?作品を売るための3つのコツ
NFTの写真の売り方・販売方法について解説しましたが、実際に作品を販売してみて「売れない」「稼げない」となってしまう場合もあります。
SNSアカウントを開設する
まずはTwitterやInstagramのアカウントを開設しましょう。なぜなら作品を出すだけでは誰にも見られないから。
前述で紹介したRKさんやまちゅばらさんはインスタグラムで写真作品を投稿されてますよね。ある程度の認知度があり、そこからNFT作品を出品するからこそ人の目に触れ、購入されます。
そのため、まずは自分のSNSアカウントを作成し、日々の作品を投稿してファンを集めることから始めましょう。
企画を実施して認知度を上げる
次に企画を実施して認知度向上を図りましょう。特にTwitterのNFT界隈では「Giveaway企画」という企画が流行っています。
Giveaway企画とは?
Giveaway企画とは、NFT作品を1つ無料で配布する企画のことで、その応募条件としてTwitterアカウントのフォローやいいね・リツイートなどの拡散を促す企画です。
例えば上記のように、作品をプレゼントする代わりにツイートのリツイートやフォローを促していきます。いいねが800も付いているので、非常に興味を示してもらえることがわかりますね。
短期的に見れば儲からないですが、長い目で見れば作品を売るために必要な工程ですので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
少額から販売し徐々に価格を上げていく
認知度が向上したら、NFT作品を順次投稿していき、販売を開始していきます。
ポイント
Giveaway企画の最中に販売しても良いですし、企画が終わってから販売しても問題ありません。しかし最初は少額から設定することをおすすめします。
なぜなら、NFT作品は口コミでどんどん認知度が広がっていくからです。「こんなに素敵な作品がこの値段で買えるんだ」と思ってもらえれば、TwitterやInstagramでどんどん拡散されていきます。
逆に高い値段で設定すると作品が拡散されにくいので、認知度を上げていくのには時間がかかるでしょう。
自身の作品の売れている状況をよく観察して、次第に値段を上げていくことで、中長期的に見て稼ぐことができますよ。
NFTで写真を出品する時におすすめのマーケットプレイス3選
NFTで写真を出品する方法について解説しましたが、実際にNFTには様々なマーケットプレイスがあります。
おすすめのマーケットプレイスとしては下記の3つです。
おすすめのマーケットプレイス
- OpenSea(オープンシー)
- Adam byGMO(β版)
- Rarible(ラリブル)
詳細は「NFTのマーケットプレイスのおすすめ5選!」の記事に纏めておりますので、是非確認してみてくださいね。
まとめ
NFT市場で写真販売に関する記事は以上です。
最後になりますが、NFTの基本的な知識や始め方については「初心者でもわかるNFTの始め方」の記事にて詳しく解説しておりますので、さらに知識を深めたい方はご覧下さい。
NFT市場は今非常に盛り上がっていますので、積極的に参戦していきましょう。
NFTの写真販売に関連する「よくある質問」
NFTの写真販売における手数料はどのくらいですか?
NFTの写真を最も有名なNFTマーケットプレイスであるOpenseaで出品する場合、出品するのに手数料はかかりません。
しかし初めて販売する時に手数料(ガス代)がかかります。ガス代は常に変動しますが、3000~5000円くらいはかかると思っておきましょう。
ちなみに2回目以降、販売設定するときは手数料はかかりません。
NFTの写真の価格はどのくらいですか?
NFT写真の価格はまずは誰でも買えるような少額な値段から設定すると良いでしょう。
なぜなら「周囲の評価=NFTの価値」になるからです。最初から高く設定していると、そもそも買ってもらえず、周囲の評価を得られません。
元々SNSである程度有名であれば問題ありませんが、知名度が低い場合は少額から設定することをおすすめします。
NFTの写真が売れた後にやることはありますか?
NFTの写真が売れた後は、必ず購入者の確認を行いましょう。
購入者がTwitterのアカウントを持っている場合、相手にお礼を言うことが大切です。周囲へNFT作品が売れていることのアピールにも繋がり、さらに購入者を加速させる可能性があります。