今回はこういった悩みに答えていきます。
本日の内容
- DeFiのリスク3選
- DeFiリスクの対策方法
世の中でDeFiはハイリスクと指摘されがちですが、その理由を解説してる人は少ないです。また[ DeFi リスク
]と調べればわかりますが、専門用語ばかりで難しすぎですね。
そんな中で今回は、専門用語を使わずにDeFiのリスクと対策方法をまとめていきます。そもそもどんなリスクがあるのかという話から、対策方法・コツを解説します。
DeFiのリスク3選【初心者向け】
DeFiのリスクを3つ解説していきます。
他にもリスクはありますが、とりあえず次の3つは抑えておきましょう。
- リスク①:インパーマネントロス
- リスク②:RugPull
- リスク③:脱税
リスク①:インパーマネントロス
まずはインパーマネントロスといわれるリスクです。「インパーマメン…ん、なにそれ?」ってなりますし、意味不明ですね。噛み砕いて解説します。
インパーマネントロスとは、預けたトークンペアの比率が変わってしまい発生する損失のことです。まだまだ難しいですね。
そもそもDeFiは2つの仮想通貨をくっつけて預けます。そしてその比率は「50:50」と決まっているわけです。
仮想通貨は変動しますから、「50:50」の比率が崩れてしまい、すると自動修正されます。通貨ペアをそれぞれに戻したとき「あれ、なんか減ってんだけど…」という状況になってしまうのです。これがインパーマネントロス。
通貨価値が高まった時も損失になります
よくある質問として「通貨が高騰したら得するのでは?」といったものがあります。非常に的を得た質問だと思います。
回答としては、価値が上がろうと下がろうと損失になります。その理由を詳しく知りたい方は「インパーマネントロスとは?|DeFiするなら絶対おぼえよう!」を読んでください。
いずれにせよ、変動が大きければ大きいほど、損失も大きくなる計算です。DeFiを触る上でインパーマネントロスは重要なので、覚えておきましょう。対策方法は後半で解説しています。
リスク②:RugPull
続いてはRugPullというリスクです。こちらも意味不明ですね。
簡単に言うと、預けていた通貨を運営側が持ち逃げしてしまうリスクのこと。
「人にお金を貸したのに、返ってこなかった」「借りパクされた」というのが近い表現だと思います。DeFiにおける代表的なリスクのひとつです。
魔界用語(DeFi用語)で「ラグられた」は、運営にとばれることを指します。過去にたくさんの事例があるので、DeFiを始める上で大切なリスクのひとつ。
リスク③:脱税
さいごに脱税です。
DeFiに関する税制面はかなり複雑です。「通貨の交換」「通貨の貸出」など、シンプルに難しい。
DeFiに詳しい税理士も少なく、計算ツールなども少なめなので、脱税と判断されてしまうリスクもあるわけです。これはDeFi がまだ浸透していないからというのもあります。
税制面に関しては、DeFi運用する上で必須知識となってくるので、ご自身で勉強する必要があります。
DeFiリスクの対策方法【3つそれぞれ解説】
前述したリスクの対策方法を解説します。
インパーマネントロスの対策方法
- ステーブルコインペアを利用する
- リスクの高いペアは避ける
- 計算ツールを使う
1.ステーブルコインペアを利用する
ステーブルコインとは、ドルなどの法定通貨と裏付けられた通貨のこと。つまり、価値の変動が少ない通貨です。ステーブルコインでペアを組めば、変動が抑えられるのでリスク対策となります。
2.リスクの高いペアは避ける
リスクの高いペアを避けることが懸命です。例えば、アルトコインには1年で100倍以上に価値変動するものがありました。こういった通貨でペアを組むとインパーマネントロスが激しいので、初心者のうちは時価総額の高い銘柄がおすすめです。
3.計算ツールを使う
「dailydefi」というツールを使うことで、インパーマネントロスを計算することができます。通貨ペアや数を入力するだけで損失を把握できるのでおすすめです。DeFiを始める前に、ロスの計算をしてみてくださいね。
RugPullの対策方法
徹底解説にリサーチすることです。
利用するサービスを徹底解説に調べましょう。おすすめなのは「Google」「Twitter」の2つ。Google検索で概要を掴み、Twitterで生声を拾いにいく感じですね。
DeFiの領域に関しては、日本よりも海外の方が圧倒的に進んでいます。なので日本語情報に限界があるので、英語情報をリサーチすることも大切です。今はDeepLといった翻訳ツールもあるので、英語が苦手な人でも読み込めると思います。
RugPullを見分けられるサイトがあります
「RagDoc」というサイトを使うことで、RugPullを見分けることができます。RugDocとは、詐欺を一掃することを目的とし、プロジェクトのレビューを行ってくれるサイトです。”ラグられる”ことを心配される方は、ぜひ確かめてみてください。
脱税の対策方法
税金について勉強することです。
税制面に関しては「知っているかどうか」が重要なので、学習は必須。特にDeFiは複雑なので、基本的マネーリテラシーを身につけておくべきですね。
ただ取引高が高額な方に関しては、税理士に相談することをおすすめします。TwitterなどのSNSでも探すことができるので、まずは動いてみましょう。
DeFiのリスクと対策方法まとめ
さいごにまとめておわります。
- リスク①:インパーマネントロス→ステーブルコインを選ぶ
- リスク②:RugPull→徹底的にリサーチする
- リスク③:脱税→税について勉強する。税理士に相談する
こんな感じです。
DeFiを運用する上で1番大切なのは余剰資金で始めること。損をしても良い金額から始めれば、質の高い学習になると思います。迷っているなら、まずは動いてみましょう。