今回はこういった悩みに答えていきます。
本日の内容
- NFTとは?
- NFTの活用事例とは?
- NFTのしくみとは?
- NFTメリットとは?
この記事を書いている僕は、NFTクリエイターです。
NFTを作ったり、投資をしたり、本を書いているので、信頼担保に繋がると思います。
NFTとは?わかりやすく概念を解説する
NFTの概念をわかりやすく解説します。
NFTってなに?
NFTとは「Non Fungible Token」の略です。
簡単にいうと「代えの効かない権利」というイメージ。
代えが効かないってどういうこと?
例えば、「ホテルの予約券」を拾ったとします。
予約券には「日時・名前・部屋番号」など独自の情報が含まれていて、代わりにホテルに泊まることはできません。
1つ1つの予約券は「唯一無二のモノ」なので、交換するとホテルの部屋が変わってしまいます。これが「代えが効かない状態」でして、NFTでは”この予約券”が「データ」になるイメージです。
NFTの反対は「円」です
例えば、道端で10円玉を拾ったとします。
かなり錆びついており、あなたが持っている10円玉より汚いです。
しかし、道端で拾った10円玉でもガムは買えます。
その理由は「10円玉」という通貨に同じ価値があるから。これすなわち代えが効くという状態なのでして、ゆえにNFTの対義語は「円」なのです。
NFTの活用事例とは?【NFTの使い道を解説】
NFTの活用事例を解説します!
結論は、次のとおり。
- その①:アートとしてのNFT
- その②:ゲームとしてのNFT
- その③:土地としてのNFT
その①:アートとしてのNFT
1番ベーシックな活用事例です。
これまでアート作品は「モノ」として取引されていましたが、NFTによって「データ」としても取引できるようになったのです。
こちらの画像データには、約9,800万円の価格がついています。
歴史的な背景があったりすると価格が高騰するのですが、ここまで高値で取引されることは稀です。それでもNFTアートに参入する人は増えており、急速で成長しています。
2021年の”ワードオブ・ザ・イヤー”にNFTが選ばれた
NFTアートの盛り上がりにより、NFTがコリンズ辞書の”ワードオブ・ザ・イヤー”に選ばれました。2021年を代表とする言葉に選ばれたということですね。それほどまでにNFTアートの領域は発展しているし、これからも伸びていくことでしょう。
価値の高いNFTアートってどんなの?
- CryptoPunks
- Bored Ape Yacht Club
- CoolCats
このあたりの作品は、世界的価値が認められています。
1枚数千万円で取引されており、コミュニティに参加する鍵ともなっています。
なお、おすすめのNFTアートは「クリエイターの僕が溺愛する日本人のNFTアート【ランキング紹介】」でまとめています。国内外問わず、価値の高いNFTアートがわかると思うので、合わせてどうぞ。
その②:ゲームとしてのNFT
こちらもベーシックな活用事例です。
ゲームとNFTを組み合わせることにより、ゲーム内の通貨やキャラクターが売買できるようになります。モノによってはゲーム内で「経済活動」も行うことができます。
タイやフィリピンなどでは、NFTゲームで生計を立てる人も増えてきているようです。日本に関しても時間の問題ですね。
人気のNFTゲームとは?
Axie Infinityというゲームは世界的に人気の高いNFTゲームです。今までは”配信”や”投げ銭”で生活していた人が、ゲームだけで収益化ができるようになったので注目が集まっています。
一部のプロゲーマーからは「NFTゲームはゲームじゃない…」と批判されているようですが、企業は今度この市場にドンドン参入していくでしょう。
なお、Axie Infinityの始め方は「【簡単】Axie Infinityの始め方【稼ぎ方・初期費用も解説】」でまとめています。合わせてどうぞ。
その③:土地としてのNFT
三つ目の活用事例は「土地としてのNFT」です。
土地といっても、仮想空間の土地を指します。
VR空間を自分なりに創作して、それを販売することができるのです。
実際にVR空間があるので、ぜひ体験してみてください!
» 仮想空間(メタバース)を体験してみる
ぼく自身、初めてメタバース空間を体験した時は、度肝を抜かれました。VR空間でYoutubeが見れたりするんですよ!こんな素晴らしい世界に生まれてこれて幸せだなと思っています。
仮想空間のことをメタバースと呼ぶ
メタバースは「次の10年で最も注目されている産業」といっても過言ではありません。Facebook社が社名を「メタ」に変えたのが、何よりの証拠です。
「本日の社内会議はメタバースでやります」といった感じに社会が変わっていくのも時間の問題だと思いますね。それほどまでに画期的なテクノロジーだと思います。
おすすめのメタバースプラットフォームとは?
このあたりが無難ですね。
国内では本格的に触っている人は少ないですが、国外ではかなり注目されています。The Sandboxの通貨「Sand」がここ数ヶ月で高騰しているのが何よりの証拠。
こんな感じで「仮想空間としてのNFT」も、次の10年で大幅に成長すると思います。早めに触っておくことで先行者利益に繋がるかもです。
なお、メタバースを始める方法は「【初心者向け】安心・安全なメタバースの始め方【3つの手順で解説】」でまとめています。合わせてどうぞ。
NFTのしくみをわかりやすく解説!
NFTのしくみを解説してきます!
NFTのしくみ:ブロックチェーンで管理されている
NFTはブロックチェーンで管理されています。
ブロックチェーンは「第二のインターネット」とも呼ばれており、あらゆる業界での応用に期待されている技術です。
ブロックチェーンの特徴
- ① 記録の改ざんができない
- ② 年中無休で稼働し続ける
- ③ 民主的なネットワークを作れる(非中央集権)
③がすこし難しいので解説します。
日本円なら「日本銀行」という中央銀行が存在し、ユーロなら「欧州中央銀行」がという中央銀行が存在します。仮想通貨の場合は「皆で管理しようね」とい感じ。
補足:ブロックチェーンを学習するおすすめ書籍
NFTのメリットとは?【結論 5つあります】
- その①:データが偽造されない
- その②:ロイヤリティという仕組み
- その③:発行者と所有者が明確に把握できる
- その④:データに価値を見出だせる
- その⑤:仲介業者が入ってこない
上記の通りです。
NFTのメリットというより、ブロックチェーンのメリットに近いイメージですね。
その①:データが偽造されない
NFTでは価値のコピーを防げます。
ブロックチェーンで管理されているので、偽造ができないのです。ルイビィトンのようなブランド品は、コピーがたくさんあって真偽の判断がつきません。
NFTはコピーできないので、買い手にとっても造り手にとっても嬉しい仕組みなんですよ。NFTに応用力がつけば、インフラがレベルアップする可能性も大きいですね。
その②:ロイヤリティという仕組み
ロイヤリティとは、取引額の一部がクリエイターに還元されることです。
本を転売しても著者には1円も入りませんよが、NFTの場合は”転売額の一部が著者に還元される”イメージです。永続的にアフィリエイトできる感じ。
ロイヤリティの利率は創作者自らが決められます。クリエイターにとっては画期的な技術ですし、これがNFTの凄いところです。
その③:発行者と所有者が明確に把握できる
NFTの発行者と所有者が明確に把握することができます。
これもブロックチェーンがなし得る技術のひとつ。
しかしNFTなら購入者を正確に把握することができ、しかも偽造ができません。
「自分が届けたい層に届いているのか?」をチェックできるので、仮説検証が回せます。クリエイターとしては、嬉しい機能です。
その④:データに価値を見出だせる
無価値だったデータに「価値を見出す」ことができます。
個人的には、これがNFTの醍醐味だと思っています。
NFTを使えば、ニッチだけど強い需要に答えることができるのです。つまり、今まで眠っていた作品に焦点が当たるということですね。
ツイートの通りです。
今まで価値が認められなかったモノに、価値を見出だせるのようになります。
その⑤:仲介業者が入ってこない
NFTには仲介業者が入ってきません。
従来のオークションでは、仲介業者に手数料を支払う必要がありました。しかしNFTの場合は「仲介業者がブロックチェーン」なので手数料を払う必要がありません。
買い手も造り手も「最適価格」で取引できるので、嬉しい仕組みですよね。ガス代という手数料が発生しますが、オークション会社に支払う金額と比べたら、安いものです。
まとめ:NFTの仕組み・特徴・活用事例とは?
この記事の要点をまとめます。
NFTとは?
NFTとは「Non Fungible Token」の略です。
簡単にいうと「代えの効かない通貨」というイメージ。
NFTのしくみと活用事例
- しくみ:ブロックチェーンで管理されている
- ① アートとしてのNFT
- ② ゲームとしてのNFT
- ③ 土地としてのNFT
NFTのメリットとは?
- その①:データが偽造されない
- その②:ロイヤリティという仕組み
- その③:発行者と所有者が明確に把握できる
- その④:データに価値を見出だせる
- その⑤:仲介業者が入ってこない
こんな感じです。
NFTについて詳しくなれたのではないのでしょうか。